2007年6月3日日曜日

楽毅

何度読んでもため息。

中山国が滅亡するクライマックスの第三巻。
生き残った兵達を王尚が叙爵し、彼らは思い思いの地へ去って行く。


「中山王(王尚の祖父)の慢心は国民に努力の方向や、他国への関心を失わせてしまう結果となった」

斉への留学で見聞を広めた楽毅の様に外界を知る者が幾ら危機意識を持っていても、現状に満足してしまっている人々には何をどう言っても伝わらない。
まじめに何かを献策しても、へらへらと茶化されるだけの状況はどこにでも存在する。




その結果が何を招くのか。滅亡では無いのか。

 

1 件のコメント:

fujino さんのコメント...

本の会社の中で、何かを投げかけて・・微笑で終わってしまうことが・・私も、困ったことには、そうして過ごしてきたように思います。賛成でも反対でも無く、拘わらずに・・。そんな私でも、相手が全力で話してくれた時に、私も相手に向き合うと決めたときは真摯に精一杯を致します。出来ない時はこころをこめて相手にお詫びをしています。
中途半端は、精一杯の方に非礼であると・・。あはっ(笑)頭回っていないかしら(汗)失礼しました。初!ブログコメントでした。<(__)>